素材について

✂ リネンのこと

くったりとした風合いや、ナチュラルな雰囲気を楽しめる事で人気のリネン生地。

お洋服や生活雑貨など幅広く活用されています。

リネンは天然繊維の中でも、とっても丈夫な素材だと言われています。

年数を重ねる度に風合いが増すリネン生地ですので、ご自身で育てていくという楽しみもありますよ。

【リネンの特性とネップ】

 リネンには様々なメリットがあります。通気性・保温性に優れ、1年を通して楽しめる生地となります。汗ばむ季節にはサラッとした着心地で快適に、寒い季節には、体温で暖まった空気を天然素材で身体を包み込むという特徴があります。

また、繊維自体に天然の抗菌性があるとされていますので、キッチンクロスやエプロンにも多く取りいれられています。

 リネン素材は「ナチュラルな雰囲気を楽しめる」と人気が高いですが、リネンは伸縮性が乏しい為「シワになりやすい」特性があります。クシュクシュとしたシワを楽しむのには味となりますが、「シワ」が気になる方は、下記のお手入れのことをご確認くださいね。

 リネンの繊維が絡み合ってできた糸の節が生地表面に出たものを「ネップ」と言います。

節がある糸を織っていくと、生地の表面にスジ状になったり、丸いダマのようになって表れます。

素材そのままの繊維が見られる事もあり、これらは天然素材リネンの特性となります。

単色生地に混ざると目立ちますが、リネン生地の素朴な味としてお楽しみくださいね。

【生成りの色の違い】

ナチュラルの生地は、自然な風合いを生かした原料の繊維そのものの色です。

素材本来の色を生かしておりますので、生産地のその年の日照時間や天候、収穫時期によって色が若干異なります。同じ商品でもナチュラルの色に濃淡の違いが出る場合がございます事、ご了承ください。

■cloth×biyori製品リネン素材のお手入れのこと■

しっかりと縫製はしておりますが、手作り品と言う事もあり、優しくお取り扱いいただけると嬉しいです。

●お洗濯いただく際には、「手洗い」もしくは、ネットに入れていただき「ソフト洗い」をお勧めします。

●リネンは「シワになりやすく、とれにくい」というのが特性です。

乾かす際には、手でしわを伸ばしながら干していただくと、後のお手入れが楽になります。(短めの脱水をお勧めします。)

●アイロンを使用される際は、若干湿り気のある方が形を整え易く、中温程度に設定ください。裏から当てるか、当て布をしていただくと、生地、糸の保護になります。アイロン後は軽く干し、湿気や熱を取り除いてから収納ください。

●濃いお色の商品につきましては、色落ちしてしまうものもございます。他のものとは別に、お洗濯頂く事をお勧めします。

✂ コットンリネンのこと

「コットンリネン」とは言葉通り、「綿(コットン)」と「麻(リネン)」、この2つを混ぜて織り上げられたものです。

生地の風合いは、優しくさわやかな肌触りとなっています。

「コットン」と「リネン」が織り交ぜられていることで、それぞれの利点を併せ持つ生地となっています。

共に植物の繊維から作られ、吸湿性・耐久性に優れた 私たちに馴染み深い天然の素材です。

【コットンリネンの特性】

リネンの特徴は既にお伝えしておりますが、お客様の中には「リネンが苦手」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

強度のある細い糸で作られるリネンは、しなやかなハリを持っており、その爽やかな風合いが肌に馴染みにくいと感じられるからかもしれません。

「コットンリネン」は、そのハリにコットンの「柔らかさ」が加わる事により、リネン100%よりも、更に肌なじみのいい優しい風合いを楽しんでいただける生地となっています。

また、それぞれの混ぜ合わされる割合により、肌触りや風合い、機能性が違ってきます。コットンが多めなら、よりふんわりとした、しっかり生地になっています。

リネン100%よりも比較的シワになりにくく、型崩れが軽減されるのも特徴です。

cloth×biyoriでも「リネン」「コットンリネン」を使用しております。

それぞれの特性をご理解いただきながらお洋服を選んでいただくと、更に快適な毎日のおしゃれを楽しんでいただけますよ♪

お手入れの際も、リネン同様に進めていただくと嬉しいです。